奈良県立図書館創立100周年!(その2)

100周年記念イベントのその2です。

本イベントは、創立100年を機に、奈良県の情報発信拠点として、奈良を考え、図書館の新たな有り様を探るフォーラム及び講演を開催し、新たな可能性について参加者とゲストが語り合い、深める場です。奈良のもつ可能性や潜在力を、外から見る視点で行う記念フォーラム、現代社会の諸相をふまえ、図書情報館、また広く図書館の可能性についての記念講演、さらに地元でさまざまな活動を展開する方々に、「奈良はここ見てくれ」、「ここでこうして遊ぶ」からその背後、つまり奈良の人びとの気質やノリ、ファッション的なことまで、観光ガイドにはない歩き方を聞く記念トークセッションを、11月21日から23日の3日間、開催します。

当日の様子です。






奈良県立図書情報館イベント情報ブログ

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奈良県立図書館創立100周年!

奈良県立図書情報館 は今年、明治42年の開館から数えて100周年目を迎えます。

明治42(1909)年、県立図書館として初めて創立された奈良県立戦捷紀年図書館。本年は、その創立から100周年を迎えます。その間、奈良県立図書館となり、また、奈良県立奈良図書館と奈良県立橿原図書館との2館体制を経て、平成17(2005)年、2館を統合し、新たに奈良県立図書情報館として新たな歩みを始めています。奈良県立図書情報館は、その構想の段階から、「総合情報センター」という仮称が付され、情報化社会の進展を踏まえ、これまでの図書館にはない、新たな情報発信拠点を目指す施設として構想されました。従来からもつ図書館の資料・情報をさらに充実させ、新たな発信機能を融合させるという新たな拠点づくりを目指しています。

これを記念して、資料展示「県立図書館から県立図書情報館へ−100年の歩み−」を
10/31から12/27まで開催しています。

開館から現在までの足跡を年表・パネル・写真・当時の図書館用品などによって振り返ります。
あわせて、各年代のベストセラーや代表的な雑誌を所蔵資料から選び展示します。

当館の歩みとともに、時代を映した出版物によって100年の歴史を振り返っていただければと思います。

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長崎大学附属図書館 探訪


10/30、長崎出張の帰りに、長崎大学附属図書館にお邪魔してきました。

附属図書館には、幕末期の長崎の写真コレクションがあります。

のほか

を見学させてもらいました。

保存状況や撮影の仕様、データベース化の状況など、参考にさせてもらいました。

奈良県立図書情報館が「Library of the Year 2009 優秀賞」に決定

NPO法人「知的資源イニシアティブ」が「これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して」贈る「Library of the Year」優秀賞に
奈良県立図書情報館 が 決定いたしました。

2009年11月12日には、優秀賞の3機関から「審査員7名(選考会一般参加者票1を含む)による投票によって」
大賞が決定されるとのことです。

関係者の皆様へ御礼申し上げますと共に、
日頃より厚くご支援をいただいている全ての方々へ心からの感謝を申し上げる次第です。

仕様書作成

仕様書の作成をはじめました。

まずは、過去にデジタル化した所蔵の和古書や古絵図の成果物を公開しておりますので、紹介させていただきます。

今回の公開イメージは、前者(ふるさとデジタル化書籍一覧)の方です。

当館で使っているLIMEDIOという図書館パッケージの方には、すでに、対象となる公文書の目録データは登録してあるので、これにデジタル化した画像をリンクさせるというイメージです。

過去にデジタル化の仕様書を書いた経験もあり、簡単に書けるよねと思っていましたが、いざ現物を見ると、書籍のようにサイズが定型化していないので、一つひとつチェックしないとならず、結構大変です。(汗)

国会図書館が資料のマイクロ化、デジタル化の標準仕様書を公開されていますので、こちらも参考にさせていただいています。

この中の、参考資料3に仕様書のサンプルがあります。

お待たせいたしました!

議会が終了し、予算案が承認されました。
これでようやく事業に着手です。

まずは、事業の内容の説明をさせていただきます。

図書情報館で所蔵している奈良県行政文書は、明治期以降の県の歴史や県政の足跡を知る上で、特に重要な資料であり、次世代に引き継がなければならない文化遺産と言えます。
平成21年3月には、その資料的価値や重要性が認められ、県指定文化財に指定されました。
指定対象となった文書は、明治期・大正期の行政文書をあわせて、6,695点あります。

なかでも社寺関係(寺院・神社の明細帳・神社祭神調・社寺一件など)の簿冊が多く、国宝修理関係、御陵・古墳関係、旧所明跡関係、農会・産業組合関係なども比較的まとまっています。他に、鉄道関係、銀行関係、教会関係、宗教法人関係、町村関係(町村制・町村財産・町村吏員など)、旧幕関係などの簿冊も所蔵しており、内容は多岐にわたっています。
また、全国的にも例の少ない郡役所文書が2,000点以上伝わることも、本県の特色です。

しかしながら、これらの中には、青焼きの原図、こんにゃく版の文書等、質の悪い用紙を使用していることにより、資料の劣化が進み、早急な保存対策が必要になっている簿冊があります。

このたび、財団法人図書館振興財団から助成金をいただき、当行政文書のデジタル化を実施させていただくことになりました。
デジタル化により代替資料を作成することによって、原資料の保存と劣化防止を図り、一方で、目録を整備し、デジタル資料をインターネットに公開することにより、地方からのデジタル・アーカイブを推進しようと考えています。

県指定文化財に指定されたことを記念して、図書情報館で企画展をおこないましたので、紹介しておきます。